ここまでの - Story -

たんぽぽが咲いている。今ココの幸せ

私たちは、昔から何気ない日常の美しさや幸せを大事にしたい人間でした。

子どもの頃、小説を書き始めたことがありました。

祖父母がなくなって空っぽになった館があり、それを売らずに思い出と共に掃除をしたり整理をして暮らす女性の話でした。ついに書き終わりはしなかったのですが、物語の最後のシーンだけ、書いていないのにイメージだけ頭に残っているのです。

そのシーンは主人公の女性が4人家族の親子と階段ですれ違うのですが、女の子の子どもが階段を駆け上がり笑顔で振り返ります。他の家族は笑いながら早いなぁもう、と言ってしばらくして追いつき、4人は通り過ぎていく。

その道端にはたんぽぽが咲いていて、それを横目に、主人公がまた歩き出す。

私は実際にその同じ光景を見たわけではないのですが、こんな日常に溢れているなんでもないシーンをなぜラストにしたかったのか。

これが幸せなんだ、と幼心に思いたかったんだと思います。

志の火を灯し続けられる世界をともに創る

私たちは、ごく普通に会社組織で働くキャリアからスタートしました。

いかにクライアントからも上司からも認められるか、誰よりもキャリアアップできるか、年収が上がるか。人手不足で、離職率低減やエンゲージメント向上の施策で企業も苦難している時代ですが、そこに解はあるのでしょうか。

マジョリティの価値観で自分の人生を方向づけしたり、評価したりすることを追い求めることが本当に心から満たされることであればそれで良いのだと思います。でも実は青い鳥の話のように「ない」と思ってたら「ある」ということを発見することが、私たちの人生だったらどうでしょう。

ただ目の前に一人の人間がいる。

そしてその人の魂がどこかに向かおうとしている。

その志の火を見つめながら、

あなたの今ココをともに描き、紡いでいくことが私たちの役割なんだと思っています。

地球をちょっとだけ動かしてみる